
☆人から批判されていると感じる時の3つの本当の理由とレベル別脱出法
こんにちは!心理カウンセラーで気功療術師で、
「人生を一番「頑張らずに」生きる『NLAメソッド』」のトモヒトです!
さて、前回前々回と、
批判する人というのは、「自分が軽んじられている」とか「この状況から抜け出したい」と感じていつつ、
我慢して頑張ってしまっている状態の時に、「私を理解してほしい」ということの裏返しとして人を批判してしまうということ。
そして、もしあなた自身が人を批判してしまうけど、自己嫌悪に陥ってしまうような状態ならば、あなたが我慢せずに、「自分を生きる」ということを始めれば、
人を批判してしまうようなことが減っていくと解説しました。
今回は逆に、あなたが「人から批判されている」と感じる時の、本当の理由と、対処法を書いてみたいと思います。
☆あなたが「批判されている」と感じる理由
前回までの記事でも、人が批判をしてしまう根本原因は「自分のこと(気持ち)を分かってほしい」という心の叫びでもある。と書きましたが、
「批判を受けている」と感じる受け手側にも心理的な原因が作用しています。
その両面から、「批判される(と感じる)理由」解説したいと思います。
◎相手側が「批判してしまう」理由
これは、前回の「あなたが批判をしてしまう理由」ともかぶる部分がありますが、
これを読んでもらえると、誰かから批判されたと感じても、「あまり気にする必要はない」ということが分かってもらえると思います。その分気楽になれるんじゃないでしょうか。
1、自分の気持ちを分かってほしい
基本的に、「批判」や「怒り」というものは、
「私の気持ちを分かってもらえてない!」「私の苦しみを理解していない!」
という「不満」や「悲しさ」から生まれるものがほとんどです。
2、自分が我慢してるから
これも前回書きましたが、批判している人本人が、何かに対して「我慢・辛抱」して、頑張って生きているから、
自分と同じように頑張っていないように見える相手を批判してしまいます。
3、相手(あなた)がうらやましいから
そして、これも多いのですが、表面上は「あなたの生き方は間違っている」と正論を振りかざしますが、
批判している相手が自分よりも気楽に生きていたり、あまり深く考えずに生きているように見えて、
「自分がこんなにも考えているのに、何で考えずに生きられるの?」という風に、奥底ではうらやましかったり、悔しかったりして、「批判」という形で表現してしまっているのです。
4、自分に自信が無い
根本的に自分に自信が無いために、「理論武装」をすることで、その自信のなさを埋めようとしています。
そのために自分の生き方を正当化するためや、自分の内面に踏み込まれないように、周りを批判しているのです。
◎結局はその人の問題
このように、「批判をしている人」の根本的な心理を見ていくと、それはその人本人の心の問題であって、あなたが考えるべき事柄ではないことが分かります。
もちろん、このほかにもいろいろなシュチュエーションもあって、あなた自身が原因の場合もあるので、一概にこれがすべてとは言いませんが、明確な理由が分からずに批判されたと感じるときは、このようなものだと捉えると良いでしょう。
逆に、あなたが「批判される(と感じる)」原因について書いてみたいと思います。
人が誰かを批判するのは、結局は「自分が辛抱」していたり、「自分のことを理解してほしい」という、その人自身の問題の裏返しです。あなたがそれをいちいち気にする必要はないのです。
☆あなたが「批判される(と感じる)」理由
こちらもシュチュエーション的には色々なものが考えられますが、批判される側の心理面にフォーカスを当てて、書いてみたいと思います。
1、罪悪感を持っている
これは特定の事柄に限らず、多くの人は無意識のうちに「罪悪感」を持ち続けています。
幼少期から、学生の間は両親や育ての親に対する「期待通りになっていないかも」という罪悪感。
大人になってからも、親からの影響もありつつ、社会の中での「社会一般で求められる人物になれていないかも」という罪悪感だったり・・・
本来はあなたがあなたらしく生きればいいのに、ほとんどの人が「自分を社会に合わせないと」と思いこんで、なかなかその通りになれない自分に「罪悪感」を感じているので、
相手の何か一言が、相手はそんな意図が無くても、罪悪感から「批判されてるのかな?」と感じてしまっていることがあります。
2、環境が合っていない
そして、先ほどの「罪悪感」にも関連するんですが、「自分を社会に合わせないと」と思いこんで生きているために、
単純にその環境、学校、職場などが「自分に合っていない」だけなのに、それでも「自分をこの環境に合わせないと」と考えて頑張りますが、
野球の時に「ホウキ」を使うようなもので、結果を出せず、自然と批判(注意)される機会も多くなるし、
「自分がダメなんだ」という罪悪感から、批判されていると感じやすくなるでしょう。
3、プログラミングがそうなっている
そして、これは「本当の生きる意味とは「あなた」を生きること!「人生」ゲーム攻略法!」
の記事でも書きましたが、私たちは「自分の意志で生きている」と思っていますが、実は「半自動運転」状態と言ってもいい、
自分が「私はこういう人間である」と思いこんでいる「信念」通りに無意識に動いてしまっていると言えるのです。
↑先ほどの記事でも書きましたが、「はい、今から頭を真っ白にしてください!」と言われても、自分の意志とは関係なく、どんどん「思考」が湧きませんか?
そして時には、誰かに暴言を吐いてしまって、「私は何でそんなことを言ってしまったんだろう?」と後で思ったり、
何かに対して「怒ろう」と思わなくても、自然とイライラしたり怒りがこみ上げたり・・・
私たちは、自分の「信念」というプログラミング通りに、自動で「反応」しているだけと言えるのです。
これは僕の「NLAメソッド」の根幹部分になりますが、
今回の場合で言うと、「私は社会的にダメだ」とか「人から愛されない」というように思いこんでいると、
あなたの感覚はその「信念」に沿った情報ばかりを集めるし、人から言われた言葉も、その「信念」通りに解釈された意味でとらえるし、
あなたが起こす「行動」「言動」でさえも、無意識のうちに「信念」通りになってしまうのです。
そして、あなたの見る「現実」とは、あなたの「感覚が集めた情報」を「脳内(意識)」で再構築したもののことを言います。
だから、常に「私はダメだから、誰かに批判されるんじゃないか」と不安を抱え続けていると、常に「批判される私」という「現実」を見ることになるのです。
あなたが「誰かから批判されている」と感じるのは、あなた自身が自分のことを理解せずに、「罪悪感」を感じたり、自分に合っていない環境に自分を置いていたり、「こんな私はダメだ」と思いこんでいることが原因でもあります。
◎すべてはあなたが感じる通り
一言で言ってしまうと、この「世界・現実」というものは、
あなたが、この世界に対して「こういうものである」と感じている(信じている)通りに展開するといっても良いと思います。
「いやいやこの世界はそんな甘いものじゃないし」と思っている人は、その通りに「甘くない世界」を生きることに、
「この世界はやっぱり優しい」と思っている人は、その通りに「優しい世界」を生きることになります。
今は信じられないと思いますが、これから日頃の自分の思考や、心配していることなどを観察してみれば分かりやすいですが、
そうやって、一日のうちに繰り返し「時間を費やしている思考」の通りに日々が流れていくのを実感していくと思います。
あなたが注目する「情報」ばかりが見えるようになり、他が見えなくなっていきます。
私たちの意識の構造上「注目すること」は拡大し、「放っておく」ことは縮小していきます。
あなたが心配すれば心配するほど、そのことは大きくなっていくでしょう。
次は、その「自分が批判されている」と感じることから脱出する方法を解説します。
私たちの意識の構造上、あなたが日々時間を費やして、「心配していること」は拡大していきます。「批判されること」を恐れていれば、何かにつけて批判される「現実」を見ることになるでしょう。
☆「批判された(と感じる)」時のレベル別脱出法!
ここからは、あなたが「批判されている」と感じる時に、そこから抜け出す方法を、「心理面」を中心に順番に解説したいと思います。
1、物理的に距離を置く
まず、ここは結構重要ですが、誰かから批判されている瞬間に、他のことを感じるのは難しいでしょうから、可能であれば、可能なだけ、批判的な相手から距離を置いてください。
あなたがまず落ち着ける環境に身を置いてください。
このことは、後ほど解説する「本当の意味での自分を愛する」にもつながりますが、「受け入れる」とは、
「相手が何をしてきても、それを許す」ということではありません。
2、心理的に距離を置く
次に、物理的に落ち着ける状態で、
その「批判」が本当にあなたにどれだけの影響を与えるかを冷静に観察してみてください。
その時点で「忘れられる」ものであれば、すぐに忘れてください。それを持ち続ける必要はありません。
それは、もうあなたの「思い出」の中だけに存在するもので、あなたに影響を与えるものではありません。
あなた自身が「これは私に影響を与える」と信じた時だけ影響を及ぼします。
また、あなた自身もそうだと思いますが、人は「思わず」「なんであんなことを言ったのか?」ということを言ってしまうものです。
その「批判」も、その人の「思わず」言ったことかもしれません。
その「批判」がどんなものでも、あなたの価値を決めたり、左右するものではありません。
3、自分の気持ちを感じてみる
そして、その「批判」から物理的にも心理的にも距離を置けるようになったら、
ゆっくりと、自分の気持ちを感じてあげてください。
「なぜ、その言葉で自分は動揺したのか?」「どこかで罪悪感を感じていないか?」
「自分の価値を見失っていないか?」「どこかで自分をダメだと感じていないか?」・・・
一度自分に正直になって、それを感じてあげてください。
あなたが本当の意味で自分に価値を感じられていれば、自分を愛せていれば、どんな言葉もあなたを動揺させません。
4、相手の気持ちを理解してみる
このことは、なかなか難しい部分もあると思いますが、
落ち着いてきたら、その「批判」をしてきた相手が、
「どのようなことを理解してほしいと思っているのか?」「何に不安を感じているのか?」
「何を辛抱しているのか?」「何を頑張っているのか?」
そういうことを察して見ると、「ああ、あの人も辛い・寂しいんだな」ということが理解できるかもしれません。
その人は、あなたを攻撃しているのではなくて、「自分のふがいなさ」に怒っているだけなのかもしれません。
5、自分の本当の望みを知る
そうやって、落ちついてくれば、その批判によって、あなたが「なぜ傷ついたか」が分かってくると思います。
「批判した」のは相手ですが、それを受け取って、「傷ついた」のはあなたです。
先ほども言ったように「罪悪感」かもしれないし、「私はダメだ」というような思い込みかもしれません。
では、逆にどのようなあなたで居れば、満足だと感じますか?
そのように居れるあなたの気持ちを感じてみてください。それがあなたの望みです。
6、自分を愛する
あなたが「批判された」と感じたり、その言葉に傷つくのは、
実は、あなたの「信念」が原因です。「私はこうであり、本当はこうでなければいけない」と思いこんでいるから、頑張って生きているから
人からその部分を指摘されると、傷つくのです。
もちろんその「頑張る」ことが自分の幸せにつながり、生きがいを感じるのであれば問題ありません。
しかし、あなたが「あなたじゃないもの」になろうとして、頑張って、傷つく必要はないのです。
「自分を愛する」とは、いきなり、「私って最高!」「俺ってイケてる!」と好きになろう!ということではありません。
まずは、「みんなに合わせて頑張れない自分」でも、「すぐに傷つく自分」でも、許してあげようということです。
そこから、「自分にできること」「自分の素晴らしいこと」を見つけていって、自分の適性を見出して、自分に最適な環境に自分を置いてあげようということです。
「批判される自分」という状態から抜け出すには、物理的にも心理的にも、その「問題」から距離を置き、自分の気持ち・感情に正直に向き合ってあげることです。あなたは「社会に合わせようと」して、自分を合っていない場所に置いていませんか?
◎「受け入れる」の勘違い
そして、よく、自己啓発本などで「出来事自体」や「批判してくる相手」「自分を傷つける相手」のことも「受け入れましょう」みたいに書いてあって、
「相手を理解して、受け入れようと思ったけどうまくいかなかった」ということも起こると思います。
確かに、「相手がなぜそんな批判をしてしまうのか?」ということを理解するのは意味のあることだと思いますが、
その言ってきた相手を、許して、受け入れなくてもいいのです。そうできればすればいいですが、
「気持ちだけは分かってあげて」距離を置いて、二度と関わらないというのも選択肢です。
「自分を傷つけるような環境に自分を置いておかない」というのも「自分を愛する」ということです。
◎本当の意味での「受け入れる」
僕が考える本当の意味での「受け入れる」とは、
「そういうことが起こって、私はこう感じた。そしてこれからどうしたいか?」ということを「受け入れる」ということです。
起こったことを否定して、封印して感情を抑圧してしまっては、「トラウマ」になって、いつまでもくすぶり続けます。
今は、批判されて苦しいですが、その感じた感情・気持ちをいま、しっかりと感じるということです。
その出来事によって、「自分の望み」を知り、自分と向き合ってみて、分かった「自分」を受け入れて、自分を愛していく足がかりにする。
一見「ネガティブな出来事」も、「これは自分にとってどんな意味があるのか?」ということを発見する、「本当の自分」を見つけるヒントにもなるのです。
「受け入れる」とは、相手がどんなことをしても許すとか、付き合いを続けようということではありません。その出来事を「なかったこと」と否定したり、湧いてくる感情を抑圧するのではなくて、その時に感じてあげることです。そこから、本当の自分の願いを見つけてあげてください。
◎「自分を愛する」と、愛されるようになる?
そして、これもよく、「自己啓発」や「スピリチュアル」系の本で書いてあることですが、
「自分を愛すれば、愛されるようになる」ということですが、
多くの人は、「自分を社会に合わせよう」として、「適合できない自分はダメだ」「もっと頑張らないと」と、無意識のうちに、自分を否定する視点から見てしまっています。
つまり、「成功者」「勝ち組」になれていない自分なんて、愛していてはダメだという感じです。
その状態では、「本当の自分」を見ることはできません。「社会の基準と比べた自分」しか見れないし、「私はダメだ」と思ってしまうと、見るのもやめてしまいます。
そのように、「本当の自分」を見ることもせずに、自分で自分を愛していなければ、「愛される」という感覚がどのようなものか分かりようがないのです。
だから、たとえ誰かから愛されていたとしても、あなたの意識は、「愛されている」と感じられないのです。
変な例えですが、「骨折」をしたことが無い人が、「骨折」の痛みが分からないように、「愛される」感覚を知らないままでは、実は愛されていても、気づけないのです。
◎愛するとは、行動や物ではない
そして、本当の「愛する」とは、「いつも会いに来てくれる」とか、「プレゼントをくれる」「自分の為に頑張ってくれる」ということ自体ではありません。
相手に、「あなたとして存在して、そのままでただ生きていてほしい」と
「存在自体を受け入れる」「本当のあなたで居て欲しい」と思う心です。
それは、自分が自分に対しても同じです。「私が、私のままで生きていてね」という思いです。
その観点から、自分を、相手を見てみてください。
どれだけ、今までの自分が自分に、相手に厳しくしていたか分かるはずです。
それが心の底から感じられれば、きっと「批判」も生まれないはずです。
☆「自分を愛する」ことについてはコチラ↓が詳しいです。
[決定版!]「自分を愛する」その本当の意味とは?どうやって?愛される?
「自分を愛する」とは、どんな自分でも否定せずに、「今はこうなってるんだからしかたないじゃん!」と許してあげる。そして、一度全部自分を受け止めてあげて、自分の素晴らしい部分を見つけて、自分にあった環境に置いてあげて、そこから自分で(自分から)「愛される」感覚を知ってください。そうすればあなたを愛してくれる存在。あなたに「そのままのあなたで居てね」という、本当に愛してくれている存在に気づくでしょう。そうすれば「批判」は生まれません。
☆人から批判されていると感じる時の本当の理由と対処法 まとめ
「人を批判する」とは、結局、みんなが社会の中で「社会一般」の「できている人」を目指して、
「自分じゃないものになろうと」頑張って苦しんでいることから、「そうしていないお前はおかしい!」と言いたくなって生まれてくるものです。
まずは「自分を受け入れ」本当に「自分を愛する」ことを知れば、
人を批判することも無くなっていき、世間の批判に対しても、「自分には関係ない」ということが分かっていくでしょう。