
☆人を批判してしまう心理の対処法と抜けだし方
こんにちは!心理カウンセラーで気功療術師で、
「一番『頑張らずに』生きられる『NLAメソッド』」のトモヒトです!
さて前回は「他人を批判する人の心理とそのやばい影響とは?」
ということで、人が「人を批判する」時、どのような心理でどのような潜在意識を持って批判し、
そのような「信念」を持ち続けるので、常に「頑張らないといけない自分」という現実を見続け、
時には自分で「うつ病」に追いこんでしまうような「悪いループ」の中に入ってしまう。
ということを解説しました。
今回はそれを踏まえて、人を批判してしまう心理の抜けだし方と本当に愛される方法を解説したいと思います。
☆相手を批判してしまう時の抜けだし方
さて、先ずはあなた自身が人を批判してしまって、自己嫌悪に陥ってしまうような場合の抜けだし方ですが、
前回の記事でも書いたように、「人を批判する」時の心理としては、
「1、自分が辛抱している」「2、自分が置き去りにされる不安」「3、自分の優位性を保ちたい」「4、寂しい・悲しい」この4つと言えます。
あなた自身が、自分に正直になってみて、
「頑張りすぎていて、我慢していないか?」「孤独になるんじゃないかと不安を感じていないか?」
「自分を周りと比較しすぎて、優位性を保とうとしていないか?」
「なにか、寂しさや悲しさを感じていないか?」・・・
これらのことを自問してみて、「自分が認められたい」「もっと愛されたい」と思うがあまりに、人を批判してしまっていないか?
そういうことを正直に見つめ直していくと、いかに「自分じゃないものになろう」として頑張っているかということに気づくかもしれません。
そうやって、いつの間にか社会に自分を合わせようとして、頑張ってしまっていて、どこか疲れていて、そのために、同じように「我慢」「努力」「苦労」していない人を批判してしまってませんか?
まずは、自分のその部分に気づけば、変わり始めます。
◎「自分が正しい!」と思うのは要注意!
また、人を批判してしまう時に、「私の言ってることが正しい!」と思っているときは要注意です。
もちろん問題が2択で「正解」「不正解」がはっきりしている場合は、「正しい」「間違い」というのははっきりしますが、
例えば、「生き方」「仕事の仕方」「人間関係」「恋愛」・・・という場合には、千差万別、色々な考え方、捉え方があります。
一概に「こちらが正しい」なんてことは無いのです。ただ単に「その人の考え方」と言うだけです。
(たとえ、その相手の考え方が社会的に「間違っている」と感じたとしても、それはその人自身の問題であって、関わらなければ、自分には関係のないことです。)
それなのに、「私の意見が正しい!」と強く思いこんでいるときは、その裏の心理としては、
「私は常に正しい(正しくなければいけない)」「みんなもこうするべきだ!」と思いこんでいる状態で、
いつも自分が「正しくあろう」と頑張って律している状態だと言えます。それってしんどくないですか?
もちろん仕事などで、本人がその仕事が好きで、情熱を持ってやっているというのは素晴らしいですが、
それを人にも強要したり、「こうあるべきだ」と思ったりするのは違うし、
時には「仕事はこうするべきなんだ!」と好きでもないことでも、頑張って「社会の常識」に自分を合わせすぎて、自分自身がどこかしんどいから、周りを批判してしまったりするのです。
◎「人を批判する」癖から抜け出す方法
先ほどのように、あなた自身が「何かに頑張りすぎてないか」「何かを辛抱していないか」ということを感じてください。
それこそが、あなたが潜在的に持っている「そうしないと愛されない」という恐れです。
生まれてから、幼少期、少年少女期・・・成長してきた中で、特に両親や育ての親が、
「静かにしていると褒めてくれた」「成績が良いと褒めてくれた」
「良くしゃべると怒られた」「遠慮しなさいと言われた」・・・
だから、「いつも静かにしていないといけない」「できる人、勤勉でなければならない」
「いつも無口で居なければ」「自分よりも他人を優先しないといけない」・・・
という風に、常に「努力して」「我慢して」「良い人で居なければならない」と思いこんでしまっています。
それこそが、あなたの「信念」であり、我慢していることであり、他の人がしていると許せないことになっているのです。
あなたが人を批判してしまうのは、あなたが頑張るべきじゃない場所で頑張って、思うように行かず、辛い思いをしているからかもしれません。あなたの口から批判が出てしまったら、「自分が我慢して、無理に社会に合わせてしまっていないか?」と感じてみてください。
◎「本当に愛されない」理由
しかし、特に大人になっても、その「信念」必要ですか?
逆に、そういう「こうしなければ愛されない」という制限が、あなたが本当に愛される可能性を限りなく低くしているのです。
子供のころなんかに親から言われる注意は、ほとんどの場合、
「他より目立っちゃダメ」「あまり個性を出さないように」「みんなと同じように」・・・
という、「あなた」としてよりも、「社会に合わせて」生きなさい。という助言と言えます。
そして、大人になっても、無意識のうちにその親の影響を受け続けたまま、その通りの生き方こそ「正しい」と生きているので、
「あなた」を表現する機会がほとんどありません。
このことが、無意識のうちの「ストレス」にもなるし、「不満」にもなって、人を批判したり、理由の分からない、「虚しさ」「悲しさ」「寂しさ」を感じる原因にもなるのです。
そして、「あなた」を表現できない、ということは、「本当のあなた」を人に知ってもらう機会がありません。
つまり、周りは「社会用のあなた」を見て、あなたを知ることになります。
そのために、「本当のあなた」を知られる機会が少なく、本当に愛される瞬間があまりないのです。
異性との交際の時も、「社会用のあなた」で付き合い始めることが多く、付き合っている間も、「本当の自分」を出してしまうと、嫌われるんじゃないかと、自分を出せないままだったり。
◎「本当に愛される」には?
そして、「本当に愛される」には、普段からできるだけ「本当の自分」を表現していって、
それによって、「嫌われたらしかたない」という気持ちで生きるしかないのです。
しかし、そうやって「本当の自分」を正直に出して生き始めると、意外と「本当に必要な人」は離れて行かないし、
逆に、自分にとって「来てほしくない人」は寄ってこなくなるので、楽に生きられるようになります。
(陰口をたたかれるかもしれませんが、陰口って裏を返せば、「あいつ好きなように生きててうらやましい!」という気持ちだったりするのです。)
また、最初から「本当の自分」に寄ってきてくれた人とは、常に「演じなくていい」状態なので、疲れにくいことにも気づくと思います。
そうなってくると、ストレスもたまりにくいし、人を批判する必要性も無くなっていくのです。
結局、「人を批判してしまう」大元の原因とは、「自分自身で居られない不安・不満」から起こっていると言えます。
あなたが「あなた自身」で居られる瞬間が多くなって、それに満足していれば、他の人がどうしようが気にならなくなるのです。
「自分は自分の信じることを生きればいい」という状態になるからです。
そして、最大の秘密は「自分を本当に愛し始めると、人から本当に愛される」ということです。
そのことについては、コチラが詳しいです↓
[決定版!]「自分を愛する」その本当の意味とは?どうやって?愛される?⇒
「嫌われる」ことを恐れて、本当の自分を隠し、「社会用の自分」を演じ続けていると、本来のあなたを見失うし、誰にも本当のあなたを知ってもらう機会がありません。それでは「本当に愛される」ことはありません。「批判」はあなたがあなた自身を愛せていない時に生まれてくるものです。
さて、今回は「人を批判してしまう心理の抜けだし方と本当に愛される方法」について書きましたが、長くなったので、
次回は「人から批判されていると感じる時の3つの本当の理由とレベル別脱出法」ということで書いてみたいと思います。