
☆「引き寄せの法則」と「いまここ(今ここ)」の関係とは?
こんにちは!心理カウンセラーで気功療術師で
「NLAメソッド」のトモヒトです!
さて今回は、検索からも「引き寄せの法則 今ここ」というキーワードで検索されていたり、メルマガの読者さんなどからも、「引き寄せの法則といまここの関係って?」ということでご質問をいただいたりするので、今回は、その関係性についてガッツリ解説してみたいと思います。
☆「引き寄せの法則」とは?
さて、このブログの読者さんや、検索から「引き寄せの法則 今ここ」と検索して訪問された方なら、元々「引き寄せの法則」を知っている場合が多いと思いますが、初めて読む方のために簡単に解説しておくと・・・
「引き寄せの法則」とは、その名前の通り、私たちが普段考えていること、強く思っていることが実現する、望みの物や状態を引き寄せる、というパワーがこの世界には働いていて、そのパワーを使えば、思い通りの人生を実現していける・・・という法則です。
日本では、2007年に出版された「引き寄せの法則 エイブラハムとの対話 」が大ヒットしたことから、引き寄せブームがおこり、今でも多くの方が、実践したり、うまく活用しているという方が、「コーチ」として教えたり、書籍を出版したりと、一つのジャンルの「文化」のようにもなって定着しています。
◎うまういく、うまくいかない人も
一般的には、「強く願ったり、思い描き続けていることが引き寄せられて実現する」
という感じで広まっていますが、多くの人が「上手くいかない」と感じていて、なにか確実な方法は無いかということで、色々な手法なども生まれていますが、
僕個人的な経験と、そこから考察した見解だと、
「表面的に何度思っていても叶わない」
「心の底から信じられていることが、そのまま現実になる」
というのが、本来のこの世界(というか人間の意識)の構造です。
「引き寄せの法則」については、コチラ↓↓にかなり詳しく解説しています。
「引き寄せの法則」とは、この世界に働いていると言われるパワーで、私たちが強く願ったり、思い描いたものが引き寄せられて、実現するという現象を言い表した「法則」です。本来は、引き寄せるというよりも、「信じていることが現実として見える」ということなんですが・・・。
ということで、「引き寄せの法則」は後ほど、そちらの記事を読んでもらうとして、
「いまここ(今ここ)」について。
☆「いまここ(今ここ)」ってなに?
次に「いまここ(今ここ)」についてですが、こちらは初めて聞くかたも多いかもしれませんし、検索からアクセスされた方も、あまり意味がわからないということで、検索されているかもしれないので、かなり詳しく解説しておきます。
そもそも「いまここ」という言葉が良く使われているのは、「悟り」系の本などで使われ始めた言葉で、最近は引き寄せの法則系の本でも使われるようになってきました。
この「いまここ」を短い言葉で言い表すのは難しいのですが、
「時間という概念から抜けた状態」というか、「目の前の体験」ということです。
◎「目の前の体験」?
「悟りを開く」と、この「いまここ」を体感するということなので、悟りを開いていない人からすると、体感として理解することは難しいようですが、
私たちは、普段「時間の中で生活している」という感覚で生きていますが、「時間」という概念は本当は実在しません。
頭の中では、「過去」を思い出したり、「未来」を思い描いたりできますが、私たちが存在できるのは常に「いま」しかありません。
しかし、普段の生活の中で、私たちはほとんどの時間を「思考(頭の中)」で過ごしていると言ってもいいくらい、常に頭の中で何かを考えています。
何かを見ても「これは以前見たことのある花だ」とか、
誰かが話している最中にも、「この人何言ってんだか」と言うように、
目の前の体験をそのまま見ることが無く、頭のなかで体験を「判断」していることがほとんどです。
「いまここ」とは、自分の「思考」に埋もれることなく、純粋に「目の前の体験」を感じるということです。
◎「悟りを開く」と「いまここ」に居られる
古来ブッダの時代から、仏教として「悟り」が語り継がれていて、現代では「悟りを開く」人がどんどん増えているとも言われています。
そして、最近の研究などでも、50名の「悟りを開いた」とされる方たちに、インタビューをしたところ、特徴として、
1、「自分」という小さな存在ではなく、「世界」と一体化したような「拡大(一体感)」を感じる
2、思考がどんどん減っていく
3、感情に振り回されなくなる
4、否定的な部分が減る
などの共通点があるようです。
そして、「思考」や「感情の起伏」が穏やかになっていくことによって、「雑念」に悩まされることなく、「問題解決能力」もアップするということです。
さらに「悟りを開いた」方が共通する感覚として、「時間」を意識することが減って、「目の前のこと」に常に集中するようになった。ということです。
◎それってどういうこと?
「いまここ」に生きられるようになると、「思考」や「感情」などの雑念が減り、目の前のことだけに集中できるということで、
「いま自分が何をするべきか」ということがシンプルにわかるようになります。
「いまここ」にいきられないと、「将来の心配」「過去のトラウマ」などなどが「雑念」として入り込むために、
「これをやったらどうなるだろう」
「これをやったから前は失敗したなあ」ということで、
どうしても行動に対して、消極的・否定的になり、「直観」も疑ってしまうので、行動自体を止めてしまう、ということにもつながります。
しかし、「いまここ」に生きられるようになると、
「自分にできることは、いまこの瞬間の自分の直感・欲求にしたがって行動することだけ」
という感覚であり、その行動がどんな結果を生もうとも、そのことに一喜一憂せずに、ただ
「自分のやりたいこと」に従っていける・・・ということです。
◎じゃあ、すぐに「悟りを開きたい!」?
ここまでを読むと、「じゃあ、すぐに悟りを開きたい!」と感じる方も居ると思いますが、実はそれには「落とし穴」もあります。
そのあたりは、コチラ↓↓で詳しく解説しているので、こちらを
「今ここ」に生きるということは、「過去」や「未来」といった「思考」から離れて、今目の前のことに集中して、精一杯生きるということ。「雑念」によって、消極的・否定的になってしまい、行動を止めてしまったりするのではなく、今自分の直感や、欲求にしたがって行動ができるようになり、その結果について悩んだり、心をみだされることも減ってゆく。
☆「いまここ」を生きるとは?
「いまここ」ということを実際に「体感」するのは、やはり「悟りを開」かないと難しいようですが、
悟りを開かなくても、「いまここ」に生きることはできます。
というか、全ての人が本当は「いまここ」に生きるしかできないんですが、「時間の概念」や「思考」が邪魔して、それを分からなくさせているということです。
◎私たちの「現実」は全て思い込み
僕の「NLAメソッド」の根幹部分でもあるんですが、
私たちは、この「現実」を「意識(脳)」で感じています。
目や耳などの「五感」や「雰囲気」など、感覚で感じた情報を基に、「ここはこういう世界」だということを感じています。
そして、その「感覚からくる情報」と「感情」「思考」「信念」を合わせて「再編集」したものが、私たちの見ている「現実」です。
私たちは、幼少のころから育っていく過程で
「この世界はこういうものである」
「私はこういう人間である」という「信念(思い込み)」を作り上げてきます。
そして、その「信念」というプログラミングにしたがって、「感情」や「思考」を生み出しています。
例えば「肉を食べてはいけない」という教えの家庭に生まれれば、
「肉を食べるのは罪深い」と思うこともあるし、目の前で肉を食べている人が居たら「怒り(許せない)」という感情が湧く場合もあります。
つまり、多くの日本人からすると、ただ「肉を食べる」という場面であるだけのことが、
その人からすると、「肉を食べるという罪深い行為で許せない現実」という再編集された「現実」を見ることになります。
◎「信念」によって、あるものが「見えなくなる」
そして、これもこのブログでよく書くことですが、
あなたもよく日常の中で、
「あれ?あのシャツどこ行ったっけ?」と散々探し回っていて、
母親から「その目の前のシャツじゃなくて?」と言われて、何回も見たはずの机を見たらそこにそのシャツがあって、
「あれ?こんな目の前にあったのに見えてなかった?」ということありませんか?
これは、「あのシャツはここにはないはず」という「思い込み(信念)」によって、本当は目の前にある、あんなに大きなシャツでさえ、「見えなくする」ことができるということです。
つまり、私たちは「目の前のこと」をありのままに見ているわけではなくて、常に自分の「信念」をプラスした「自分バージョン」の現実を見続けているということです。
私たちの意識は「ありのままの現実」を見ているわけではなくて、そこに「信念(思い込み)」から生まれる「感情」や「思考」をプラスした、再編集した「自分バージョン」の現実を見ている
◎そのことと、「いまここ」にどんな関係が?
そして、先ほども書きましたが、「悟りを開いた」人たちは、「思考」や「感情」などの「雑念」が減ることによって、「いまここ」を実感して生きられるようになります。
つまり、「いまここ」とは、時間や場所のことではなくて、
勝手な「信念(思い込み)」によって、「再編集された現実」ではなくて、「ありのままの現実」を生きるということが、「いまここ」を生きるということです。
そして「ありのまま」に見えるということは、いま「信念(思い込み)」によって見えなくなっているものも見えてくるということです。
そのあたりが、「いまここ」と「引き寄せの法則」の関係につながっていきます。
「いまここ」を生きるということは、「信念(思い込み)」によって生まれる「思考」や「感情」などの「雑念」をからませない、「ありのまま」の現実を生きるということ。
☆「引き寄せの法則」と「今ここ(いまここ)」の関係性
そして、ここからが皆さんが本当に気になる部分でしょうけど、「引き寄せの法則」と「いまここ」の関係性です。
先ほども解説したように、
「引き寄せの法則」は本来は「引き寄せる」と言うよりも、「信じていることが現実として見える」ということで、
「いまここ」は、「信念(思い込み)」から生まれる「雑念」をプラスしない「ありのままの現実」であり、「信念」によって見えなくなっていたものも見えるようになる。
(逆に「信念」によって、あるように見えていたものが見えなくなる)
ということです。
つまり、「いまここ」に生きることによって、「雑念」によって見えなかったもの、見えていたものが変化して、「現実」が変わっていく。このことが「引き寄せの法則」の実現につながるということだと思います。
「いまここ」を生きることによって、「見えている現実」が変わるし、「雑念」に悩まされずに行動できるようになるので、「引き寄せ」が起こるという考え方。
◎「いまここ」を生きるには?
ここまで書いてきたことを読んでもらえればわかるように、
やはり「悟りを開」かないと、「雑念」に邪魔されて、なかなか「いまここ」を生きることは難しそうに思えると思いますが、
それでも、「今ここ」を生きる方法はあります。
つまり、
「今までやってこなかったことをやってみる」
「直観にしたがって、行動に移してみる」ということです。
今までは、どうしても「将来」や「過去」のことを考えて、判断して行動を制限してきたと思いますが、
「「悟りを開く」をわかりやすく解説!」の記事を読んでもらってもわかるように、別に悟りを開いたからと言って、特別な能力や、スーパーパワーに目覚めるわけではありません。
つまり、雑念に悩まされなかったり、ありのままの現実を見れるようになるだけで、一気に能力が変わるわけではないんです。
とすれば、悟りを開いていなくても、条件は変わりません。
「いま自分がしたいことをする」「直観に従って生きる」これをしていけば、「いまここ」を生きることになります。
そして、その自分がした行動についてあれこれ考えたり、結果についてあれこれ考えたりしないということです。
「それは、そのように起こった」ととらえればいいだけです。
「目の前のこと」をシッカリ味わって、誠心誠意取り組んで、楽しもう!ということです。
悟りを開こうが開くまいが、能力が一気に変化するわけではない。「今ここ」を生きるためにできることは、自分の欲求にしたがって「いましたいことをする」「直観にしたがって生きる」ということです。そして、そのことについて一喜一憂しない。目の前のことを楽しんで生きよう!ということです。
☆トモヒト流「いまここ」を生きる
最後に、僕が色々学んだり、自分の人生で感じた「いまここ」を生きるということを書いておきたいと思います。
僕も40代になって、家族もできて、ここ最近は愛犬や親族などが亡くなるということもちょくちょくありました。
そして、そのたびに感じます。
「この肉体で生きる人生は永遠じゃない」ということ。
たしかに、スピリチュアルや悟りの世界から言うと、「この命は永遠」であり、肉体を離れてもずっと不滅・・・
という感覚は分かりますし、何の反論もありません。
でもやっぱり、人間として生きている今、「別れ」は悲しいし、寂しいものです。
そうやって「別れ」を体験するたびに強く感じます。
「この目の前の存在たちを本当に一瞬一瞬感じたい」
「できるだけ多くの時間を過ごしたい」
「旅立つ瞬間にやりきった!って感じたい」
確かに、「将来の計画」もいいでしょう、時々過去を振り返って懐かしんでもいいでしょう。
でも、私たちの目の前にはいつも「いま」しかありません。
そして、すべては過ぎ去っていきます。
好きな人も、好きな場所も、好きな風景も移り変わっていきます。
よく行ったあのお気に入りのお店も、家族で遊んだ公園も、好きだったあのバンドも
今では、もう見られません。
「いま」味わっておかないと、無くなってから「もっと味わいたかった」と言っても遅い。
とにかく、「いま」を存分に味わいませんか?
あなたの大事な人に、「ありがとう」「大好き」「愛してます」って言いませんか?
言わずに、やらずに後悔するのが一番つらいです。
言って、やって、後悔したほうが良いですよ。
言って、やって、喜べばもっと良いですよ!
明日のことよりも、とりあえず今日一日をじっくり楽しんでみませんか?