☆相手をコントロールしたい欲求と危険性 コントロール欲求を手放す方法
こんにちは!心理カウンセラーで気功療術師でタロット占い師
「一番楽に生きられるようになる『NLAメソッド』」の考案者のトモヒトです!
今回は、人は誰しも、「あの人が自分の思い通りに動いてくれたらなあ」という「コントロール欲求」を持ってしまう時があります。
しかし、その「相手をコントロールしたい」という心理を持ち続けていることは危険です。
たとえ一時的に相手をうまくコントロールできたと思っても、
そのまま相手をコントロールしようと思い続けていると確実に大変な「現実」の中を生きることになります。
今回は、「コントロール欲求」の危険性と、「コントロール欲求」を手放す方法を解説したいと思います。
◎そもそも「コントロール欲求」とは?
まず「コントロール欲求」ということですが、恋愛や人間関係の中で、
「相手が自分の思い通りに動いてくれればいいのに」と思って、心理的な策略などを使って、相手に思い通りの行動をさせようとすることです。
本でも「黒い心理学」みたいな本も多く出版されていて、多くの人が相手をコントロールしたいという欲求を持っているのは確かです。
しかし、その場でうまくいっても、「相手をコントロールしたい」という心理を持っている時点で、その後も「コントロールしなければいけない」シュチュエーションが増えていく危険性があるのです。
☆「コントロール欲求」の危険性
特に男女間で、相手に自分の方を無理向いてもらいたいという場合に、
相手の気持ちをコントロールできたらなあと感じるような人も多いでしょう。
しかし、そもそもその「相手をコントロールしたい」という気持ちはどのようなところから生まれてくるのか?
心理面を中心に分析してみます。
まず「相手をコントロールしたい」と感じるということは、「そのままでは思い通りにならない」と信じているということです。
「NLAメソッド」では繰り返し言いますが、私たちの意識の構造上「あなたが信じていることが『現実』になる」のです。
つまり、コントロール欲求を持ち続けていると、「そのままでは思い通りにならない現実」を見続けることになり、これからも何かとコントロールしなければいけないようなシュチュエーションが増えるでしょう。
◎「コントロール欲求」の心理を深堀すると・・・
さらに、「コントロール欲求」を持ってしまう心理を辿っていくと、
「自分に自信が無い」「相手が自分の望まない状態になってしまう(去る・愛想をつかすなど)」
「自分の人生はちゃんと監視しておかないといけないと思っている」・・・
などのように、まとめると
「私の人生は自分がしっかりと監視して、コントロールしておかないと望まない方向に行ってしまう」
と心の底では常に危機感を感じているからじゃないでしょうか?
そうやって、心の底で「信念」を持っていると、常に「コントロールしないといけない現実」を見ることになりかねないのです。
◎コントロールすることにコントロールされる
そして、そのように「常にコントロールしなければ」と思いこんでいるので、
例えると、「相手が左に行ったら、左に行ってまっすぐに修正して」「相手が右に行ったら右に行ってまっすぐに修正して」・・・という感じで、
自分が相手をコントロールしようとすることによって、自分の方が相手の都合に合わせて動かないといけなくなるのです。
それって、逆にコントロールされてるのと同じじゃないですか?
そんな生き方疲れますよね?しかも、そうやって思いこんでいる限り、同じようにコントロールするべきことはどんどんと出てきてしまいます。
◎コントロールするたびに・・・
そして、先ほども言ったように「コントロール欲求」の裏には、
「自分に自信が無い」というような心理も隠れています。
だから、その「自信のなさ」を補うために、「相手をコントロールすることで優越感を感じる」という部分もあります。
しかし、その優越感は一時的なもので、自分がコントロールすることによって、相手が思い通りに動いてくれたとしても、むなしくなっていきます。
相手の本心から動いてくれるならそこには「愛情」「友情」を感じられますが、
自分がコントロールしたことによって相手が動いてくれても、それはその人の本当の気持ちからの行動ではないからです。
その上、「自分に自信が無い」ということを補うために相手をコントロールしているために、相手をコントロールするたびに、「自信が無い」という「信念」を強化してしまうのです。
だから、相手をコントロールしようとするたびに、自動的に「自己肯定感」は下がっていきます。
そうなっていくと、「私は人から本当に愛されることは無い」というような人生を生き続けることになっていくのです。
☆「相手をコントロールしたい欲求」を手放す方法
さて、ここまでで「相手をコントロールしたい」という心理を持つことによって、
「自分に自信が無い」「そのままではうまくいかない」という「信念」を強化することになり、私たちの「意識」の構造上、余計に「コントロールし続けなければいけない現実」を見ることになると解説しました。
ここから、そのコントロール欲求を手放す方法を解説します。
◎「コントロール」したくなる「信念」を見つける
これからあなたが「相手をコントロールしたい」と思った時に、
「なぜコントロールする必要があるのか?」ということを見つけてみてください。
例えば、「そのままだと彼女が去ってしまうんじゃないか?」とか、あなたがコントロールの必要性を感じる理由があるはずです。
そして、それをさらに「裏の心理」まで分析してみてください。
「なぜ?彼女が去るんじゃないかと思うのか?」
「自分に自信が無い」「最近彼女がそっけないと感じる」「今まで彼女と長く続いたことが無い」
という風に、「相手をコントロールしないといけない」と感じている理由があるはずです。
まずはその原因を探ってください。
◎ほとんどの場合、自分への「愛」が足りない
そうやって、自分が相手に対してコントロール欲求を持ってしまう原因を探っていくと、
最終的には「自分を愛せていない」「そのままの自分を受け入れられない」「罪悪感を感じている」・・・
という心理に行きつくと思います。
もし、「自分で自分を愛しているし、自分は愛されている!」と自信を持っていたら、相手をコントロールする必要がありません。
また、私たちは子供のころから、「頑張って努力しないと」「働かざる者食うべからず」というような教育をされているうちに、
「ちゃんと頑張って社会に貢献できるような素晴らしい存在にならなければいけない」
という思いをどこかで持つようになります。
そのために、「そのままの自分で居てはダメだ」「こんな自分じゃ認められない」という風に、
「自分らしい生き方」をすることに、無意識のうちに罪悪感を感じているのです。
そのために、「そのままの自分では愛されない」だから、「コントロールが必要」と思いこんでしまうのです。
◎まずは「自分を愛する」ことから
自分が「コントロール欲求」を持ってしまう原因である「信念」を見つけたら、
ほとんどの場合の根本的な心理として「自分を愛せていない」というところに行きつきます。
自分が本当に愛されていると感じていたら、相手をコントロールする必要が無いからです。
そして、多くの人が勘違いしているのが、「人から認められ、愛される自分になったら自分を愛する」という感じで、
まず「自分で自分を愛する」ということがわからないのです。
しかし、同時に、自分で自分を愛していなければ、「自分が愛されている」という感覚が分からないので、人から愛されていても気づけません。
常に愛を外側に求めますが、「どんなものが愛なのか?」ということも分からずに求め続けているのです。
本当の愛とは、「その人をありのままで居させてあげる」ということです。
あなたがあなたを好きなようにさせてあげている時、安心して、ホッとしませんか?
それが、愛されているという感覚です。
◎自分を許すと、相手も許せる
そして、そうやって自分自身を自由に生きたいように生きさせ始めると、
自分が我慢をしないので、相手にも自由にさせてあげる余裕が出てきます。
そうすると、お互いに生き方を強制しないから、居心地が良くて、相手をコントロールしなくても、相手があなたと一緒に居たくなります。
そうなってくると、相手をコントロールする必要が無くなっていくのです。
逆に、自分が「そのままの自分じゃダメだ!」と頑張って、世間で言われるような「イケてる人」を演じたりしていると、そのうち
「自分がこんなに頑張っているんだから、お前も頑張れよ」という気持ちがどこかに出てきて、
相手が分かりやすく自分に尽くしてくれないと、「愛されていない」と感じるようになってしまい、自分に尽くしてくれるように、コントロールをする必要が出てくるのです。
☆「コントロール欲求」の危険性と手放し方 まとめ
「相手をコントロールしよう」と考えてしまう、「コントロール欲求」は、
「自分に自信が無い」「このままの自分じゃダメだ」というような、そのままの自分自身を認めないところから、
相手に気に入られるため、認められるために頑張ってしまい、「本来の自分じゃないもの」を演じるので、
自分が精神的に「我慢」をしている状態で、
相手にも「もっと頑張って愛してよ」と求めてしまっている。
そのために相手をコントロールして、自分が思うようなことをさせようとする。
しかし、その「信念」では、余計に「コントロールしないといけない現実」を生き続けることになる。
まずは自分で「そのままの自分」を許し、自由に生き始めれば、
相手にも自由を許せるようになり、お互いに居心地がいい関係を築けて、
相手をコントロールする必要が無くなる。
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