
☆「奇跡のコース」ワークブック レッスン129 解説 効果
「この世界の向こうに私が望む世界があります。」
※「ワークブック」の解説も必ず読んでください。
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このレッスン129は、レッスン128の続きであり、真実ですが、今の時点で私たちには見えていないことを言い表しています。
ここまで何度も解説してきたように、私たちは本来「一つの意識」であり、それが「エゴ」の働きによって、まるで「分離」しているように感じて、
「私個人」の人生を生きているように感じてきました。
そのシステムがあってこそ、このいろいろな体験が楽しめるのですが、
多くの人があまりにこの「ゲーム」の中に没頭しすぎて、自分が「神の子(神の一部)」であるということを忘れてしまって、
全く孤立した状態で、この世界の中に放り込まれているような感覚で苦しんで生きてしまっています。
そのなかで、何かを夢見たり、できるだけ多くのものを獲得、達成しようともがいてきました。
しかしこの世界は、万能であり、永遠である「神」が「あえて苦労を体験しに来た」世界ということもできるので、
何かを得ようとすれば、それ相応の犠牲を払うことになり、常に何かの問題が起こってきて、そのことに対して不安を感じ続け、奔走しつづける・・・
ということになってしまいます。
「問題」「課題」「クエスト」「ミッション」などが起こってこないと、ゲームが進まないのと同じです。
あらゆる体験を生み出すためには、ハプニングが必要なのです。
そのために、富むものが落ちぶれ、貧しいものが大逆転し、また上がり、また下がりということを繰り返します。
もちろんそれを心底楽しんでいるならばそれも良いでしょう。
しかし、おそらくこの「奇跡のコース」を学び始めたあなたは、何か
「この世界はなんか違う?」「こんなのが私の望んだものではない」というように違和感を感じ始めたのではないでしょうか?
何かに苦しんで、もうどうにもこうにも抜け出せないという状態かもしれません。
このレッスン129では、その「ゲーム」から抜け出すことを学びます。
というよりも、そもそもあなたの本質は、「そのゲームの中には存在しない」ということを思い出すということです。
私たちが今見ているのは、「生存ゲーム」であり「達成ゲーム」であり、必ず「不足」や「不満」を感じるようになるゲームの中に居ます。
そのために、「死なない方法」や「どうにか生きていく方法」を見つけて、生き抜いていかないといけないという、条件の中に入ってしまいます。
当然心の安らぎや、本当の満足感は、得ることはできませんし、
私たちは本来、全く別の次元に存在するのですから、それらのものは全く必要としないのです。
私たちが、普段テレビゲームなどをしているときに、ゲームの中で得たお金や食べ物が、普段の生活に何の意味も無いように、
いま、私たちが「現実」と感じている世界の中で得るものや、失ったものもすべて何の意味も無いし、今求めているものも、本当に必要なものではありません。
それは「ゲーム」を楽しむためのスパイスほどの価値しかありません。
そのために、それらを手放すことにどれほどのことがあるでしょうか?
また、この「現実」として見ている世界では、何かを求めれば求めるほど、それが不足しているように見えてくる仕掛けになっています。
「悟りを開く」と、無欲になったり、人格的になるのは、そのためです。
(悟りを開くために、禁欲したり、人にやさしくしても、意味はないのです。結果的に禁欲的に人格的になるというだけなのです)
実感として、すべては一つであり、この「現実」は「幻想」のようなものであり、自分という存在が、もっと壮大な、「すべて」であると知るからこそ、
「生き残るために」「安心を得るために」何かを求める必要がなくなるのです。
それが、この「現実」の向こう側にある、「完全に安らいだ、永遠の世界」なのです。
それこそが、いま私たちが見ようとしている世界です。
しかし、だからと言って、強くそれを求めないでください。それが余計に見えにくくなります。
ただこれから毎日瞑想、そしてこの「奇跡のコース」のレッスンの練習時間のなかで、常に、今求めているものなどを手放し、
ただ、「安らぎ」の中に存在する習慣をつけてください。
そして、「自分は絶対に大丈夫」であり、「全てが成る様になり」、「素晴らしい世界を見ることができる」と信頼することです。
強く求める、何度も思い描く、ということではなくて、ただ何もせずに安らぎの中に、その感覚を感じる時間を増やしてください。
その通りの世界を見ることになるでしょう。
「この世界の向こうに私が望む世界があります。」
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