☆気功は何故効くのか?その原理と考察
こんにちは!トモヒトです。
さて、今回は僕が実践している「気功」
僕個人的にも気功は非常に有用で、7年ほど前に独学で始め、
5年ほど前から梁 蔭全先生や 林信之先生に師事し始めてから現在まで、
ほとんど風邪などもひかないようになったという事実があります。
しかし、世間では、特に日本ではまだまだ認知度が低いですし、
「なんか怪しいもの、胡散臭いもの」というようなイメージを
持っている方も多いような気がします。
実際、僕が「気功をやってて」と言うと、半笑いで
「え?あの手から気を出す気功?」という感じで言われることが多い
のも感じますw
それに、僕もいくつかの気功教室などにも通ってきましたが、
生徒と言えば、90%以上60歳以上の方が占めていて
「気功=年を取ってからするもの」というイメージも強い気がします。
ですが、僕は今42歳ですが、もっと若い人、子供たち
なんかにも、是非「気功」の本質を知ってもらって、
もっと実践してもらいたいと本気で思っています。
というのも、僕はもともと「パニック障害」になってから、
自己啓発やスピリチュアル系、ヒーリング、心理学
脳科学・・・などの本をたくさん読んで、その中から
自分に合ったものを取り入れてきましたが、その中でも
「気功」は一番本格的に継続しているし、
「最強のヒーリング、瞑想技術」だと感じています。
そして、現代は多くの人が何らかの「体の不調」を抱えている
と言ってもいいと思います。
つまり、最近ちょくちょく耳にするようになった「未病」
はっきりと何かの病気にかかっているわけではないが、
いつもどこか調子が良くない・・・
というような人が非常に増えている印象があります。
例えば、「花粉症」のような、本来反応するはずの無いものに
体が過敏に反応してしまって、くしゃみや鼻水、かゆみが
止まらなくなる。
かといって、何かのウィルスや体の部位の疾患ではないので、
決定的な治療法もないというような状態が多く見られます。
(アレルギー症状に関しては、食事療法で劇的に改善できます)
こんな時代にこそ、「気功」で体の本来のパワーを取り戻し、
免疫力、自己治癒力などを高めることで、
根本的に、体の循環を改善し、病気はもちろん、「未病」だけど、
どこか体調がすぐれないという状態を防いでいけます!
☆「気功」の歴史とその本質
まあ、若輩者の僕が「気功の本質」を語るのもどうかと思いますが、
僕が学んで感覚的に納得できたもの、実際に感じたことなどを書いて、
「気功」というものがそもそもどういうものなのか?
ということについて知ってもらいたいと思います。
まあ「気功」の歴史といっても、中国で昔から、武術の一つの
鍛錬法として徐々に独立していき、また
現代になり、「文化大革命」などによって、
「怪しいもの、人心を乱すもの」として禁止・排斥された歴史なども
あるので、はっきりとしたその歴史は分からないというのが
正直なところですが、
その「文化大革命」のさなかも、密かに受け継がれて、
鍛錬をつづけた人々が居て、
1977年に、「気功麻酔」でも知られ、上海市中医研究所の研究員でもあり、
気功の達人でもあった、林厚省さんが、
中国科学院上海原子核研究所の顧涵森女史と出会い、
林厚省さんが気功の達人であるということに興味を持った顧涵森さんが
赤外線センサーなどを用いて、林さんの手の平を測定したところ、
彼の意識と同調した低周波の変性赤外線を検知したそうです。
これが、歴史上初めて「気」というものが実際に測定された出来事だそうです。
それまでは、「信じればある。信じなければ無い」という風に
言われていた「気」というものが、実際に存在するということが
証明されました。
この実験が公表されると、一気に話題になり、
気功の達人たちと科学者によって、中国の科学界と中央指導者たちの前で、
気功の実演と科学実験の報告会が行われ、そこで実際に
「気」の存在と有用性が国に認められ、「人体科学」と言われる
気功研究の半官半民の全国組織も発足するまでになったと言います。
つまり、「気」そして「気功」は中国では、れっきとした
人体に関する「科学」であり、国も認める健康法・治療法として
医療の分野でも、漢方とともに地位を確立しています。
あのいかにも取り締まりの厳しそうな、中国政府が認めるくらいですから、
それだけ認めざるを得ないような実験が行われたんでしょうね。
もしかすると、最近の中国の大気汚染の中で、みんな何とか
生きていられるのは、気功などのおかげもあるかもしれませんねw
◎気功の本質とは?
「気」そして、「気功」とはいったいどういうものなのか?
もちろん、これは僕が先生たちや本などから学んで
僕の中で構築された理論なので、これが正しい!とは言いませんが、
まず、中国の学問や武術、風水、気功などの根底には「宇宙」
というものが存在します。
色々な武術や学問を突き詰めていくと、「宇宙」もしくは、
「大きなエネルギー」と言うところに行きつくと言っても
良いかもしれません。
まあ、西洋の宗教などで言われる「神」のような存在と言える
かもしれません。
そして、私たちは「大きな宇宙」の一部であり、
また、私たちの体も「小さな宇宙」と考えられたりします。
本来その「大きな宇宙」と「小さな宇宙」はつながっていて、
その中をエネルギー、つまり「気」が循環していることで、
私たちは生きています。
これは、スイスの精神科医・心理学者である、
カール・グスタフ・ユングが提唱した「集合的無意識」や、
ブッダなどの教えである元来の仏教の中でも、
私たちは、独立した「個」として存在しているわけではなく、
本来は大きな「実存」の一部として、「思考」によって「私」「個人」
と思い込んで生きている・・・
というようなこととも共通する考え方のように感じます。
最近太極拳も習っているのですが、その中でも、
「とにかく『我』を捨てて、大きな宇宙を意識する」
ということを言われますが、太極拳は、武術の一種であり、
相手と戦うための技術ですが、こちらから攻撃するというよりも、
相手の動きに合わせて(気を読み取って)考えることなく、
丹田の反応に任せるという感じで、
「思考」によってではなく、体に任せるという感覚でないと、
相手に飲み込まれてしまいます。
丹田、体に任せることが出来ると、不思議なほど相手を
簡単に動かす、攻撃をそらせることが出来たり、
相手を押し返したり出来るんですが、
「考えた」とたんに、押し返されたり、うまく相手を動かせなかったり
するんです。
私たちは普段常に「思考」のなかで生活しています。
ほとんどの人が常に頭の中で何らかの「思考」を意識していると思います。
それは日常生活では必要な場面もありますが、
その「思考」が私たちを制限してしまって、本来の
大きなエネルギーとのつながりを断ってしまっている。
または、その「思考」にエネルギーを使い過ぎていることで、
本来のエネルギーの循環が悪くなって疲れてしまう。
そして、「見る」ということにも多くのエネルギーを
使うと言われています。
最近は特に、スマホが当たり前の生活になり、画面を見続けることで、
大量のエネルギーを消費して、体の不調を引き起こしている
ともいえます。
また、「思考」というのは体を緊張させます。
「私はこういう人間だ」「私はこうでなければならない」
というような固い考えが強ければ強いほど、
体も緊張し、エネルギーの循環が悪くなる、血流も悪くなるので
体の冷えを起こしやすくなり、体の不調につながりやすくなります。
「気功」はこの「思考」などで制限されてしまっている
エネルギーの筋道を開くことで、「宇宙」からエネルギーを
取り入れ、体のパワーを取り戻す技術だと言えます。
また、体の緊張を解くことによって、エネルギーや血流の
循環を本来に戻して、元気を取り戻すともいえます。
まあ、色々書いてきましたが、難しく考えないでくださいw
とにかく、
「体の中のエネルギーだけを使うのではなく、
体の外からもエネルギーを取り入れることで、
元気に生活していこう!」
ということだと思ってくれれば一番分かりやすいと思います!
☆「気功」との出会い
ここで少し、そもそも僕がなぜ気功を始めることになったのか
ということも書いておきます。これは、偶然が重なったとしか
言えないんですが・・・
その気功を始めることになった8年ほど前は、
中国作家の「金庸」さんの小説にはまっていて、
その物語の中では、気功や気を飛ばすような武術が当たり前のように
出てくるんですが、
その小説を読んでいる時期に、ちょうどテレビで、
相手を思い通りに「気」で動かせるという気功師が出てくる
番組を偶然見たり、
今まで35年くらい一回もそんなことなかったのに、
ポストを見ると、「気功を始めませんか?」というチラシが
入っていたりして、
「これだけ偶然が重なるというのは、
何か、『気功を始めなさい』というメッセージなんじゃないか?」
というようなことが続き、さらに、奥さんが通っていた
エクササイズの会場の下の部屋で、「気功教室やってたよ」
という話を聞き、
これは、何かに導かれているという気になって、
その教室に通い始めたのが、林信之先生との出会いでした。
特に関西の太極拳界では、有名だし、
中国でも指折りの太極拳の大家、馮志強老師 に直接師事されていたということで、
調べたわけでもないのに、すごくいい先生に
出会うことが出来ました。
☆「気功」がなぜ効くのか?
僕が気功を実践し始めてしばらくしたころに、
明らかに、手のひらから「モヤモヤ」としたものが出ているのを
、それが日々強くなってくるのを感じました。
体の前で、両手の平を離して向かい合わせていると、
モヤモヤしたものが行き交って、指先がビリビリとしてくる
ようになります。
そして、その頃から、いつも手が温かい、
もし冷えてしまっても、すぐに温まるというような感覚を
感じるようになってきました。
これは僕本人だけでなく、家族も感じるようになってきました。
そして僕がいま現在実際に感じている「気功」の効果
として、
◎風邪や病気にならない
これは一番感じることですが、
7年ほど前に独学で初めて、5年ほど前に先生たちに
師事するようになってから、
ほとんど風邪をひかなくなりました。
それまでは、子供が風邪をひいていると、それが移ったりして、
1年に2~3回は咳が出て、発熱したりしていたんですが、
特にこの5年ほどは全くと言っていいほど、
風邪をひいていません。
◎体が温かい
先ほども書きましたが、気功を本格的に始めて、最初に
感じた体の変化が、いつも手が温かいということです。
以前なら、時々手や足が冷え切って、寒いということが
ありましたが、最近は、特に手はいつも温かいし、
寒い日に冷たい水で手を洗った後とかでも、すぐに手が
温かくなってくるようになりました。
◎疲労回復、呼吸回復が早い
そして、走ったりしても、その後の呼吸が戻ることや、
疲労回復も早くなったような気がします。
そして、僕なりにこの「気功」の効果というものの原因を
考察してみたんですが、
1、蓄電体質になる
この「手の平から出るモヤモヤ」の正体は、「電気」
のような気がします。
人間は、元々筋肉を動かすときに電気信号が行き交ったり、
脳波を測定するときも、微細な電気信号を測定していたりします。
元々人間の体には、電気(電磁場)を発生させるということが
分かっていますが、
「気功」の訓練によって、さらにその電気を増幅させる、
蓄えることが出来るんじゃないかと感じています。
2、血行が良くなる
これは、やはり気功の鍛錬をしている最中は瞑想状態になるので、
体の緊張もほどけて、血流が改善しますし、
先ほども言ったように、体の「電磁場」が強くなることで、
やはり、血流が促進されて、体が温まる、
酸素も効率的に運ばれるので、呼吸・疲労などの回復も早くなった
んじゃないでしょうか。
3、緊張がほぐれる
気功の鍛錬中は、リラックスした状態で、立って行うので、
(足の裏以外)体のどこにも圧力がかかっていない状態で、
体の各部が緊張していない状態になります。
余分な緊張は心と体の敵と言ってもいいほど、
色々な循環を滞らせてしまいます。
僕も実際、仕事でパソコン作業などが多くなると、体の各部が
緊張して、不調が出やすくなります。
だから、出来るだけ、体も心もリラックスする時間を増やす、
そのためにも気功の鍛錬の時間が有用だと思います。
☆「気功」の鍛錬法
そして、「気功」の鍛錬法なんですが、まあこれはとにかく
色々とあって、書ききれませんが、
基本的に、気功の鍛錬は「難しくない」というのが特徴です。
「簡単」と書かずに「難しくない」と書いたのは、
ポーズ自体は非常に簡単で、誰にでもできます。
ヨガのように、「こんな格好出来る?」というような難しいものは
ありませんので、お子さんでも簡単にできます。
後は、深く追求していくと、心の持ちようや、
イメージの仕方などが難しく思えるかもしれません。
ただ、そんな細かいことは考えずに、ただ
「リラックスして立つ」ということを第一に実践していきます。
また、普段から、姿勢を良くする、体が緊張していることを
感じたら、リラックスさせる、などを意識する、
呼吸も出来るだけ、胸の開いて深呼吸を意識する。
肛門を軽く上げるように、へその下あたり、「丹田」
を意識しておくなど、
日常から意識を付けていくと、鍛錬も早くなると思います。
「站椿法(たんとうほう)」と言われる鍛錬法は、非常に
基本的な鍛錬ながらも、一番効率的に気を溜めることができます。
出典:https://higawari7.exblog.jp/1256633/
まずは、まっすぐ立ち、全身をリラックスさせます。
余分な力が入ってしまう部分は、一度そこに5秒間思いっきり力を入れて、
一気に力を抜いてください。
これを繰り返せば、大体リラックスできるようになると思います。
そして、脳天から背骨がハンガーでつりさげられているイメージで、
力を抜いて、顎を引いて、背筋をまっすぐしたまま、
椅子に座る感覚で軽く膝を落とします。
慣れてくれば、だんだんと腰を低く落としていけば、さらに
鍛錬が効率的になりますが、慣れるまでは、少し膝が曲がるくらいで
良いです。
そして、丹田を中心に、大きな気のボールがあって、
その上に両手を置いているようなイメージで、体の前に
手を浮かせます。
丹田から手の平の辺りに、エネルギーが循環しているようなイメージで、
出来るだけ長時間立っていてください。
その時頭に色々な思考が浮かんでくると思いますが、
出来るだけ、それをとらえないで、眺めているだけにしてください。
体の感覚に注目して下さい。
体も心もリラックスすると、本当に気持ちが良いです。
目は、「半眼」の状態で、瞼の重さで半分トローンとした目つき
くらいが良いと思います。
慣れるまでは、目をつぶってしまうと、「自己催眠」状態になって、
あまり良くないとも言われています。
うっすらと目を開けて、ボーっとする感じが理想です。
これを、最低15分、できれば、30分、1時間と伸ばしていって
ください。ちなみに僕は長いときで、1時間半くらい立ったままです。
だんだん慣れてきたら、木々、地球、宇宙などから、
エネルギーを分けてもらって、
手足の指先、丹田、脳天、口、鼻、目、耳など
体の各部から、そのエネルギーを吸収しているというイメージ
を持ってください。
(ドラゴンボールの『元気玉』みたいなイメージですw)
◎日々の鍛錬ポイント
1、日ごろから、リラックス、「丹田」を意識する
2、「站椿法(たんとうほう)」を出来るだけ毎日実践する
3、体はリラックスして、「思考」にとらわれずに眺める
4、姿勢は頭から背骨がハンガーで釣られているようなイメージで
5、自然からエネルギーを分けてもらうイメージで。
という感じです!