☆「足るを知る」の本当の意味とは?

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さて、「足るを知る」という言葉を聞いたことがありますか?

多くの人は聞いたことがあると思います。

日本では一般的に、

「分相応で満足する」とか「現状で満足しよう」

というような意味で言われていることが多いですが、

実は、この言葉にはその続きもあって、もっと深い意味があります。

 

☆「足るを知る」の続きとは?

本来「足るを知る」というのは、老子の言葉の一部の日本語訳であり、

原文は

「知人者智、自知者明、勝人者有力、自勝者強、

知足者富、強行者有志、不失其所者久、死而不亡者壽」

となかなか長い文章になっています。

 

現代語訳だと、

「人を知る者は智、自ら知る者は明(めい)なり。

人に勝つ者は力有り、自ら勝つ者は強し。

足るを知る者は富み、強(つと)めて行なう者は志有り。

その所を失わざる者は久し。死して而(しか)も亡びざる者は寿(いのちなが)し。」

と続きます。

 

文章全体だと、

僕なりの解釈ですが、

外面ばかりではなく、自らの内面に目を向けて

志を忘れず日々生きる者は、強く、いつまでも生きている・・・

 

というような意味に思えます。

 

日本で最近使われるばあい、上を目指そうと

何かを得ようと頑張っている人に、「分相応にやった方が良いよ」

と「多くを求めすぎるな」「自分の力を過信するな」

というような、諫めるような言葉として使われがちです。

 

一説には、老子の時代の権力者や強者に向けて、

「自分を見失いことなく、求めすぎることなく

足元をちゃんと見ていきなさい」という、訓戒のことば

とも言われています。

 

ただ、僕の印象だと特に現代人は、

「お金」「出世」「権力」「外見」などの「外面」の部分ばかりに

目が行きがちで、それらを求めて、それらを手に入れるために

日々を生きているという感じがします。

 

「足るを知る者は富み」という部分を見ると、

今この瞬間に満たされている、生きていることが

幸せである、ということに気づいて、

その幸せの気持ちのまま

「強(つと)めて行なう者は志有り。」

つまり、日々を誠心誠意生きることで、

希望も湧いてくる。

 

僕にはそのように解釈できました。

 

☆「足るを知る」生き方とは?

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僕もそうですが、現代では「お金」ということが本当に

重要な位置を占めていると言ってもいいかもしれません。

 

やはり、お金が無ければ、家にも住めないし、ご飯も食べられなくなる

そういう、「命」に直結した存在として、

「たくさん持っていたいし、無いと不安になる」

という象徴になっていると言えます。

 

でも、「大金持ち」=「幸せ」でしょうか?

 

いや違います。大金持ちでも、色々な争いに身を置いて、

家族ともうまくいっていない人もいます。

もちろん、大金持ちで、豊かで幸せな人もいるでしょう。

 

お金があるから幸せとか、無いから不幸ということではなく、

結局はその人の「在り方」が幸せ、不幸せを決めています。

 

「お金が無いと不幸だ」という視点から、たくさんのお金を

求めて、手に入れられたとしても、きっとそういう人は

「もっと多くのお金を」「このお金ではまだ幸せではない」

と、限りなく幸せのためにお金を求めて生きることになるでしょう。

 

だって、「本当の幸せ」は何かを達成したり、得ることで

湧いてくるものではないからです。

何かを得ることで感じる幸せは、一時的な快感に過ぎません。

もちろん、それを求めて感じることもいいでしょう。

また、

お金を求めることは現代に生きる上で当然ともいえますし、

全然悪いことではありません。

 

しかし、いまこの瞬間に生きている幸せ。

この世界で「生きる」という体験を出来ている幸せ。

 

そういう観点から見ると、どんな場面も幸せになりませんか?

 

生きたくても若くして亡くなってしまう人もいます。

生きていてほしくても、生まれてきてほしくても

この世界に生まれられない命もあります。

何の罪もないのに、生まれたばかりで傷つけられて

旅立つ命もあります。

 

こうやって、生きて居られる日々が本当に幸せじゃありませんか?

 

その視点から世界を見ると、自分の人生を見つめなおすと、

幸せであふれていませんか?

 

そして、そうやって、幸せそうに生きている、

自分の本当の能力を発揮している人のところにお金は集まります。

 

今の現状に満足して、もう求めるな

ということではなく、

 

この生きて居られる幸せな日々、その中で瞬間瞬間を感じて

生きていければ、幸せな瞬間が続きます。感謝が湧いてきます。

 

そんな「幸せな私」が毎日を生きていく。

これからは、そのイメージでいきませんか?

 

☆問題はあなたが作り出す

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生きている上で、「問題」と感じることは、すべて

マインド、「考える意識」が作り出します。

 

この世界は、いわゆる「ゲーム」です。マインドは

その「ゲーム」を作り出すシステムです。

 

常に何か問題、課題、ミッションを作り出して、

この世界の「ゲーム」を作り出し続けます。

 

常に「こんな自分じゃだめだ」「もっとすごい人にならなければ」

「もっと人から認められなければ」と

今の自分ではだめだと思わせて、新しいゲームを作り出します。

 

あなたの「ゴール」は本当にその先にありますか?

本当にそれを達成しないとあなたは生きていけませんか?

 

そもそも「ゴール」は未来に在るものですか?

常に目の前に「ゴール」があって、

今この瞬間あなたが生きていることが本当の目標じゃないですか?

 

瞬間瞬間に誠心誠意生きていけば、自動的にあなたの

本当の人生が扉を開き続けます。

 

「足るを知るものは富む」

今この瞬間に「在り」続けられるものには本当の富、

幸せがやってきます。それだけです。

 

不安や恐怖、心配は、一度わきに置いて、

あなたが本当にしたいことをさせてあげてください。

それがきっと一番の近道です。