☆「奇跡のコース」ワークブック レッスン７８ 解説 効果
「奇跡がすべての不満に取って代わりますように。」
※「ワークブック」の解説も必ず読んでください。
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このレッスン７８は、少し抵抗を感じるレッスンと言えるかもしれませんが、
いままで「エゴ（自我）」が作り上げてきた「信念（思い込み）」を手放すためには一番効果的な練習と言えるかもしれません。
私たちは、「個人」として生きる上で、無意識のうちに、自分も含めて、すべての人に何らかの「役割」を投影してきました。
「母親」「父親」「親友」「友人」「知り合い」「ライバル」「恋人」・・・
そして、無意識のうちに「母親ならばこうあるべき」「親友とはこういうもの」という「信念」も押し付けてきました。
常に、相手にその勝手な「信念」通りに演じることを求めてきました。
だから、「いやいや、母親ならこれは許すでしょう」とか、「親友ならこういう時は助けるでしょう」と求め続けてきました。
そのイメージ通りに動いてくれない相手に、「不満」を持ち続けてきました。
そして、自分が「被害者」となって、相手を責め続けてきたでしょう。
しかし、そもそも相手がそのように見えていたのは、あなたの「信念」がそういう「その人」を作りだしてきたからです。
「こうであるべき」という思いを持つということは、どこかで、「そうではないかもしれない」と感じているからです。
「親友とは裏切らないもの」という「信念」を持つということは、どこかで「時には裏切るかもしれない」と信じているからです。
「裏切る」という価値観が無ければ、「親友とは裏切らない」という期待も持たないからです。
つまり、あなたは「信念」を持っている裏には、必ず「そうはならないかもしれない」という不安や不満を持ち続けているからです。
そのことにまず気づいてください。
そして、そのあなたが持っている「信念」を投影した「現実」や「その人」を見続けてきたということを知ってください。
今回のレッスン７８では、そうやって今まで役割を投影してきた「その人」を全面的に許してあげてください。
「その人」は、あなたが持っている「信念」を証明するために、そんな役割を演じてくれたと言ってもいいのです。
最終的には、あなたが思い詰めて、「もっと他の道があるはずだ」「もっとこの世界には違う真実があるはずだ」という、探求の道への導き手になったはずです。
「嫌な人」になってくれたおかげで、あなたはあなたが本来求めるものに気づけたはずです。
そのことに感謝しましょう。
そして、「その人」が本来は、「神の子」として、あなたを祝福し、あなたを導くために尽力してくれたことを感じてください。
今回のレッスンの中では、瞑想しながら、「その人」をあなたと同じ「神の子」として、あなたと一つになることを許してください。
「あなた」という人生ストーリーを描くために、最大限の努力をしてくれたキャストの一人なんです。
あなたが、「その人」に「嫌な役」を押し付けたことを謝ってもいいでしょう。
これが心の底からできるようになれば、きっとあなたは一気に成長し、進歩し、許されるでしょう。
実は、一番自分にとって厳しい目で見てきた、あなた自身を許すことができるでしょう。
そのような厳しい「その人」を創り出してでも、あなたを監視してきた、あなたを許さなかった、あなた自身を解放してあげましょう。
もう、苦労する必要も罪悪感を感じる必要もありません。
「奇跡がすべての不満に取って代わりますように。」
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